オゾン濃度測定の仕組み

検知管法(気体)

オゾンガス用の検知管は気相のオゾン濃度を測定するものになります。検知管はオゾンに反応して変色する粒上の検知剤をガラス管に充填してガラス管の両端を溶封したもので、そのガラス管の表面には濃度目盛が印字してあります。

 

測定する際にはガラス管の両端の溶封を切欠いて専用の気体採取器に取付け、測定する濃度範囲ごとに定められた吸引回数により規定量の試料(ガス)を採取します。

 

オゾンの濃度によって検知剤の色が変化し、変色した部分の境界線の示す目盛からオゾン濃度を読み取ります。

検知管一式写真
検知管一式
検知管目盛部拡大写真
検知管目盛部拡大

紫外線吸収法(気体)

オゾンは254nmの波長をピークとする紫外線を吸収します。この吸収の割合がオゾン濃度に比例することから、この波長における吸光度を測定することで気相におけるオゾン濃度を測定する手法です。

 

測定器の光源及びセンサの波長特性をオゾンの吸収ピーク波長254nmに一致させるように選定します。この為、非常に高い精度を得ることができます。

 

本器は紫外線吸収式のオゾン濃度計になります。検出部内に試料ガスを供給。オゾンによる紫外線の吸収量を検知してオゾン濃度を測定します。光源に低圧水銀ランプ(発光波長253.7nm)を使用し、光路長’T’の間に存在するオゾンに吸収される光量が「ランバート・ベールの法則」に従うことより、オゾン濃度を測定することができます。

オゾン濃度測定原理図イラスト
測定原理図
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C オゾン濃度
α オゾンの吸収係数 
T 光路長
Io 紫外線入射光量
Ix 紫外線透過光量
A 定数

オゾン濃度計 EG-3000D(荏原実業株式会社製)写真
オゾン濃度計 EG-3000D(荏原実業株式会社製)

その他機材

オゾン濃度計だけでなく、その他必要機材も取り揃えております。

  • 風速計
  • データロガー
  • 各種オゾン分解装置
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